現実逃避
読み方:げんじつ とうひ
意味
苦痛・不安・責任などを伴う現実の問題に正面から向き合わず、空想、娯楽、酒、睡眠など別の世界や行為に逃げ込んで忘れようとすること。一般に消極的・否定的な意味で用いられるが、一時的に心を休める行為を指す場合もある。
由来
近代以降に成立した日本語の複合語で、「現実」から「逃避」するという意味をそのまま表す。中国古典に由来する故事成語や仏教語ではない。心理学・社会評論などで20世紀以降に広く使われるようになったと考えられるが、厳密な初出年は不明である。
備考
日常語として広く使われ、自己批判や他者への批判の文脈では否定的になりやすい語である。ただし、休息や趣味を楽しむこと自体を必ずしも「現実逃避」とは限らない。
補足
- 「現実逃避」は必ずしも怠惰や無責任だけを意味する語ではなく、強いストレスから一時的に距離を置く心理的反応を指す場合もある。
例文
- 締め切りが近いのにゲームばかりしているのは、現実逃避になっているかもしれない。
- 旅行中だけは仕事の悩みを忘れ、少し現実逃避をしたいと思った。
- 問題を先延ばしにして現実逃避を続けても、状況は改善しない。
分類
類義語
- 現実回避
- 逃避行動
- 空想にふける
対義語
- 現実直視
- 現実受容
- 現実肯定