独歩当時
読み方:どっぽ とうじ
意味
その時代において、他に並ぶ者がいないほど一人だけ抜きん出て優れていること。特に、学問・芸術・技術・人物の才能などが、同時代の人々の中で群を抜いていることをほめていう。
由来
中国の正史『晋書』に見える語。「独歩」は本来「一人で歩く」の意から転じて、比肩する者がなく一人だけ抜きん出ることをいい、「当時」はその時代を指す。『晋書』は唐代、房玄齢らによって編纂され、648年ごろに成立した。
備考
主に人物の才能・技量・業績を最大級にほめる、やや硬い表現である。「独歩」は単に一人で歩くことではない。現代では「独歩当世」ともいう。
別表記
- 独歩当世
補足
- 「独歩」を単に『一人で歩くこと』と解し、同時代に比肩者がないほど優れているという意味を取り違えることがある。
例文
- 彼は若くして独創的な研究成果を発表し、人工知能の分野で独歩当時の研究者と評された。
- その画家の色彩表現は独歩当時であり、多くの後進に大きな影響を与えた。
- 彼女の演奏技術は同世代の中でも独歩当時といえるほど卓越している。
分類
類義語
対義語
- 平凡無奇
- 十人並み