犬馬之歯
読み方:けんば の よわい
意味
自分の年齢を、犬や馬の年齢になぞらえてへりくだっていう語。「歯」は年齢・よわいの意。主に改まった文章で、自分が高齢であることや、いたずらに年だけを重ねたことを謙遜して述べる際に用いる。
由来
中国・前漢時代(紀元前2~1世紀ごろ)の司馬遷の書簡「報任少卿書」にある「臣犬馬之歯已五十有七(臣の犬馬の歯、すでに五十有七)」に基づく。司馬遷が自分の年齢を犬や馬になぞらえ、へりくだって述べた表現である。
備考
日常会話ではほとんど使われない文語的・謙譲的な表現。「犬馬の齢」ともいう。相手の年齢には用いず、自分について用いるのが基本である。
別表記
- 犬馬の歯
- 犬馬之齢
- 犬馬の齢
誤用・混同注意
- 「犬馬之歯」は犬や馬の実際の年齢を指す語ではなく、自分の年齢をへりくだっていう表現である。
- 他人の年齢に対して用いるのは不適切になりやすい。
例文
- 私も犬馬之歯を重ねましたが、なお学ぶべきことは尽きません。
- 犬馬之歯すでに六十を越え、後進に仕事を託す時期だと感じている。
- ご依頼を受けるには犬馬之歯ではありますが、微力を尽くす所存です。
分類
類義語
- 犬馬の齢
- 馬歯徒増
- 年歯
- 年齢