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犬馬之報

読み方:けんば の ほう

意味

犬や馬が主人に忠実に仕えるように、主君・恩人などから受けた恩に対し、身を尽くして忠義を示し、報いること。自分の奉仕や恩返しをへりくだっていう表現である。

由来

中国で用いられた「犬馬」を、主人に従順に仕える者のへりくだったたとえとする表現に基づく。現存する成句としては、元代(13世紀末〜14世紀前半)の無名氏作とされる雑劇『連環計』第二折に「無犬馬之報」の用例が見える。「之」は「の」、「報」は恩に報いることを表す。

備考

主君・恩人への忠誠や恩返しを強調する、非常にへりくだった硬い表現。現代の日常会話では大仰に響くことがある。「犬馬の労」とは近いが、後者は主に自分の労苦を謙遜していう語。

別表記

  • 犬馬の報

誤用・混同注意

  • 「犬馬の労」と混同しない。「犬馬之報」は恩に報いること、「犬馬の労」は自分の労苦をへりくだっていうこと。

例文

  • これまで受けたご厚情に対し、今後は犬馬之報を尽くす所存です。
  • 家臣たちは、主君の恩に犬馬之報で応えようと誓った。
  • 恩師の期待に報いることこそ、私にできる犬馬之報だと考えている。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字