無根無蔕
読み方
むこん むてい
意味
物事に根拠・裏付け・基礎がまったくないこと。「根」は植物の根、「蔕」は果実のへたや柄を指し、支えとなるものが何もない意から、特に根拠のないうわさや説をいう。
由来
中国・宋代、13世紀ごろに成立した禅宗語録集『禅林類聚』に見られる語とされる。「根」と、果実のへた・柄を意味する「蔕」のいずれもない、すなわち支えやよりどころがないという文字どおりの意味から、根拠のないことを表すようになった。
分類・構成
備考
「蔕(へた)」は果実のへた・柄を表す難しい字である。現代では、根拠のないうわさ・非難・説を批判的に述べる、やや硬い文章語として用いられる。
誤用・混同注意
- 「無根無底」と書くのは誤り。「蔕」は果実のへた・柄を表す字である。
- 「根も葉もない」とは同義に近いが、「無根無葉」は定着した四字熟語ではない。
例文
- その記事は取材による裏付けがなく、無根無蔕のうわさにすぎない。
- 証拠も示さずに彼を非難するのは、無根無蔕な中傷だ。
- 情報を拡散する前に、それが無根無蔕の説ではないか確かめる必要がある。
類義語
対義語
- 根拠明白
- 証拠確実