烏頭馬角
読み方:うとう ばかく
意味
烏の頭が白くなり、馬に角が生えるように、現実には起こり得ないこと、または実現する見込みがまったくないことのたとえ。要求・計画・約束などについて、「到底かなわない」と強くいう際に用いる。
由来
中国の故事に基づく。戦国時代末期(紀元前3世紀ごろ)、秦に人質として留め置かれた燕の太子丹が帰国を願ったところ、秦王は「烏の頭が白くなり、馬に角が生えたら許す」と、実現不可能な条件を出したという。この説話は、作者・正確な成立年が不詳で後漢末~三国時代頃の成立ともされる『燕丹子』に見える。
備考
現代の日常会話ではやや硬く、文章語・たとえとして用いられることが多い。単に難しいというより、「まず実現しない」と強く否定する語感をもつ。
別表記
- 烏白馬角
例文
- この条件を一切変えずに契約をまとめるのは、烏頭馬角に等しい。
- 予算も人員もないのに、来週までに完成させるなど烏頭馬角だ。
- 彼が約束の時刻より早く到着することは烏頭馬角だと、皆が冗談を言った。
分類
類義語
- 荒唐無稽
- 不可能
- 絵空事
- 夢物語
対義語
- 実現可能