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点石成金

読み方

てんせき せいきん

意味

石に少し触れるだけで金に変えるという字義から、わずかな手直しや工夫によって、平凡なもの・価値の低いものを非常に優れたものへ変えることをいう。特に、文章・芸術作品・企画などを巧みに磨き上げる才能や技をたとえる。

由来

中国で、仙人が石に触れるだけで金へ変えるという錬金術的なイメージを背景とする。語としては南宋の胡仔による『苕溪漁隠叢話後集』(12世紀、およそ1150年代)に「点石成金之妙」と見え、詩文の一字を巧みに改めて優れたものにする妙を述べた表現である。日本には漢籍を通じて伝わり、広く「少しの工夫で価値を高めること」の意味で用いられる。

分類・構成

備考

「成金」は通常「なりきん」と読むが、この四字熟語では「せいきん」と読む。文章の推敲や創作、企画の改善など、少ない手直しで大きな価値を生む場面で肯定的に用いる。

誤用・混同注意

  • 「成金」を「なりきん」と読むのは誤りで、この語では「せいきん」と読む。
  • 「点鉄成金」は同義の別表現であり、「点石成金」の単純な誤字とは限らない。

例文

  • 編集者が一語を直しただけで文章全体が引き締まり、まさに点石成金の仕事だった。
  • 彼女は古い家具に最小限の手を加え、点石成金のように魅力的な作品へよみがえらせた。
  • 経験豊かな助言者の一言には、平凡な企画を点石成金へ導く力がある。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字