満腔熱誠
読み方:まんこう ねっせい
意味
心の中が、熱く真心のこもった誠意でいっぱいであること。また、そのようなひたむきで強い誠意をいう。「満腔」は胸の中全体、「熱誠」は熱烈なまごころ・誠意の意。人や仕事、社会などに対して、全力で真心を尽くす態度を表す。
由来
「満腔」は胸中全体・心の底を、「熱誠」は熱い誠意を意味する漢語であり、それらを結んだ表現である。特定の中国古典の一句を典拠とする故事成語ではない。四字熟語としての厳密な初出年・成立時代は明確ではないが、近代以降の文章語として定着した表現とされる。
備考
主に「満腔の熱誠をもって」「満腔の熱誠を注ぐ」のように、「の」を補って用いる。日常会話よりも、演説・評伝・表彰文などの改まった文章に向く。
別表記
- 滿腔熱誠
補足
- 「満腔」を「まんくう」と読まない。標準的な読みは「まんこう」。
- 「満腔熱心」としない。熱いまごころを表す語は「熱誠」。
例文
- 彼は被災地の復興に満腔の熱誠を注ぎ、長年にわたり支援活動を続けた。
- 教師は満腔熱誠の教育方針を掲げ、生徒一人ひとりと真剣に向き合った。
- その演説からは、地域をより良くしたいという満腔の熱誠が伝わってきた。