温情脈脈
読み方
おんじょう みゃくみゃく
意味
人に対する温かい思いやりや愛情が、表面だけでなく深く心にこもっているさま。「温情」は思いやりのある優しい気持ち、「脈脈」は感情などが絶えず深く続いている様子を表す。
由来
明確な一つの典拠や成立年代は不詳の漢語的な四字熟語である。「温情」と、感情・思いが内に深くこもり続くさまをいう「脈脈」を組み合わせた語。「脈脈」は、中国の古詩『古詩十九首』(後漢時代ごろに成立とされる)に見える用法とも関係があるとされる。
備考
主に文章語・褒め言葉として、人柄、指導、まなざし、手紙などに用いる。「脈々」と表記することもある。「温情脈々」は、温かい感情が深く持続しているという肯定的な意味である。
例文
- 長年地域の子どもたちを支え続けた校長の言葉には、温情脈脈たる思いがあふれていた。
- 恩師は厳しい指導をしたが、その態度の根底には温情脈脈の愛情があった。
- 彼女は温情脈脈としたまなざしで、困っている友人の話を最後まで聞いた。
類義語
- 温厚篤実
- 仁者愛人
- 慈悲深い
- 情愛深い
対義語
- 冷酷無情
- 薄情寡恩