浩浩蕩蕩
読み方:こうこう とうとう
意味
水面や景色などが、どこまでも広く果てしなく続くさま。また、度量や気分が大きく、おおらかでゆったりしているさま。転じて、人や物事の勢い・規模が非常に大きく、雄大であることにもいう。
由来
中国最古級の文献の一つ『尚書(書経)』の「堯典」にある、洪水の甚大さを表す「湯湯洪水方割、蕩蕩懐山襄陵、浩浩滔天」という表現に由来する。「蕩蕩」と「浩浩」は、いずれも水が広大で果てしないさまを表す。『尚書』の諸篇の成立時期には諸説あるが、内容は先秦時代(おおむね紀元前5〜3世紀ごろまで)に伝承・編纂されたものとされる。
備考
主に文章語・雅語として用いる。「浩浩蕩蕩たる海」「浩浩蕩蕩と流れる」のように使う。水や景観だけでなく、雄大な気風・大きな勢いを形容する比喩にもなる。表記は「浩々蕩々」とも書く。
別表記
- 浩々蕩々
誤用・混同注意
- 「浩浩湯湯」と書くのは別語との混同である。「浩浩湯湯」も水勢の盛んなさまを表す語として用いられる。
- 「浩々蕩々」は誤字ではなく、反復記号を用いた認められる表記である。
例文
- 雨季の大河は、浩浩蕩蕩として広い平原を流れていた。
- 岬に立つと、浩浩蕩蕩たる海原が目の前に広がった。
- 新しい社会を築こうとする人々の流れは、浩浩蕩蕩たる勢いを見せた。
分類
類義語
対義語
- 狭量小気
- 狭隘