洋洋洒洒
読み方
ようよう しゃしゃ
意味
文章や話が内容豊かで、よどみなく長く続くさまをいう。もとは水が広々と満ち、さらさらと滞りなく流れる様子を表す語で、そこから文章・弁舌などが雄大で流麗な様子を表す。文脈によっては、やや長すぎるという含みを持つこともある。
由来
「洋洋」は水が広く満ちあふれる様子、「洒洒」は水がさらさらと滞りなく流れる様子を表す。これらを重ねて、文章や話が豊かで流暢に続くことにたとえた中国由来の表現である。清代(18世紀)の夏敬渠による小説『野叟曝言』第六十回に用例が見られ、日本語でも漢語として定着した。
分類・構成
備考
主に文章・論文・弁舌などに用いる。「前途洋洋」のような明るい将来という意味の「洋洋」とは用法が異なる。また、「洒」は「酒」ではない。
誤用・混同注意
- 「洋々酒々」は誤り。「洒」は『酒』ではなく、水をそそぐ・さっぱりする意を持つ「洒」を用いる。
- 「ようようさいさい」と読むのは誤りで、標準的な読みは「ようようしゃしゃ」。
- 単に『文章量が多い』という意味ではなく、内容が豊かでよどみなく続く様子を表す。
例文
- 講演者は新しい政策の意義を、洋洋洒洒と二時間にわたって語った。
- 彼の論文は資料が豊富で、洋洋洒洒たる文章で論旨が展開されている。
- 編集者は、原稿が洋洋洒洒と長くなりすぎているため、要点を絞るよう著者に依頼した。
類義語
対義語
- 簡明扼要
- 支離滅裂