河清難俟
読み方:かせい なんじ
意味
黄河の水が澄むのを待つことは非常に難しい、という意味から、実現の見込みがきわめて薄いこと、または、いつ果たされるとも知れないことを長く待ち続けることをいう。
由来
中国の歴史書・古典である「春秋左氏伝」襄公八年に見える「河の清むを俟つ(まつ)」という句に基づく。春秋時代(紀元前6世紀ごろ)、黄河は濁流で澄みにくいことから、「河が澄むのを待つように、実現を待つのは難しい」とたとえた故事成語である。
備考
日常会話ではあまり用いない、漢文調で硬い表現である。「河」は中国の黄河を指し、一般の川が澄むのを待つという意味ではない。実現がほぼ望めない、または非常に長くかかる事柄に用いる。
誤用・混同注意
- 「河清難待」とは通常書かない。待つ意の字は「待」ではなく「俟」を用いる。
- 「かせいなんし」と読むのは誤りで、標準的な読みは「かせいなんじ」である。
例文
- この改革が短期間で完了することは河清難俟であり、長期的な取り組みが必要だ。
- 失われた資料がすべて発見されるのを待つのは河清難俟なので、現存する史料で研究を進めよう。
- 両者が自然に和解するのは河清難俟と思われ、第三者による仲介が求められた。
分類
類義語
対義語
- 指日可待
- 容易達成