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残羹冷炙

読み方:ざんこう れいしゃ

意味

食べ残した吸い物や、冷めた焼き肉のこと。転じて、他人の残り物のような粗末なもの、または人から冷遇されて惨めな扱いを受けることをいう。

由来

唐代・8世紀中頃の詩人、杜甫の「奉贈韋左丞丈二十二韻」にある「残杯与冷炙、到処潜悲辛(残杯と冷炙と、到る処ひそかに悲辛す)」に由来する。権力者に仕えて残り物や冷えた料理にありつく境遇の苦しさを詠んだ句で、後に「残羹冷炙」の形で定着した。詩の正確な成立年は確定していない。

備考

日常会話ではまれで、文章語・教養語的な表現。食べ残しを指す字義どおりの用法のほか、冷遇や、価値が低く見なされる残り物をたとえる比喩として用いる。

別表記

  • 残羮冷炙

誤用・混同注意

  • 読みを「ざんこうれいせき」とするのは誤りで、標準的には「ざんこうれいしゃ」と読む。
  • 「残羹冷飯」などと書き換えるのは定着した四字熟語の表記ではない。

例文

  • 宴会の残羹冷炙を捨てずに、翌日のまかない料理に活用した。
  • 彼は有力者のもとで、残羹冷炙に甘んじるような冷たい扱いを受けた。
  • この企画を前任者の残羹冷炙として引き継ぐのではなく、目的から見直そう。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字