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死生有命

読み方:しせい ゆうめい

意味

人の生死は人間の力だけでは決められず、天命・運命によって定まっているということ。「死生」は生きることと死ぬこと、「有命」は命運がある、すなわち定められた運命がある意。人事を尽くしても及ばない生死の問題についていう。

由来

中国古典『論語』顔淵篇にある子夏の言葉「死生有命、富貴在天(死生は命有り、富貴は天に在り)」に基づく。孔子の弟子・子夏が、君子として交友する際の心構えを述べた文脈で用いた。『論語』は春秋時代の孔子(前552年頃~前479年)の言行を、戦国時代(前4~前3世紀頃)にかけて編纂したものとされる。

備考

本来は「死生有命、富貴在天」と八字で続けていう句の前半。宿命論として無努力を勧める語ではなく、人力の及ばない生死を天命として受け止める文脈で用いる。

例文

  • 医師たちは最後まで治療を尽くしたが、祖父は「死生有命だ」と静かに語っていた。
  • 災害に備える努力は必要だが、すべてを思いどおりにできるわけではないという意味で、死生有命という言葉を思う。
  • 戦場へ向かう兵士は、死生有命の覚悟を胸に任務に就いた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字