正本清源
読み方
せいほん せいげん
意味
物事の根本を正し、問題や弊害が生じる源を清くすること。転じて、表面的な処置にとどまらず、原因を究明して制度・仕組みなどを根本から改め、弊害を取り除くことをいう。
由来
中国の歴史書『漢書』刑法志に見える「正本清源、莫先於礼(本を正し源を清くするには、礼より先なものはない)」に基づく。『漢書』は後漢の班固らにより1世紀後半から2世紀初め頃に編纂された。本来は礼によって社会秩序の根本を正す意で、後に広く改革や弊害の除去を指す語となった。
分類・構成
備考
公的な文章、論説、制度改革などで用いられやすい硬い表現である。「正本清源を図る」「正本清源を目指す」などの形が一般的。単なる一時的な修正ではなく、原因の除去を強調する。
誤用・混同注意
- 「清源正本」と語順を入れ替えるのは、標準的な日本語の四字熟語としては一般的でない。
- 「源」を「原」と書く「正本清原」は誤記。
- 個別のミスを一つ訂正するだけの意味と誤解されることがあるが、根本原因を改める意である。
例文
- 不祥事の再発を防ぐには、現場だけを責めず、組織文化の正本清源を図らなければならない。
- 政治資金の不透明さをなくすため、制度全体の正本清源が求められている。
- 今回の改革は、複雑化した行政手続の正本清源を目指すものだ。
類義語
- 抜本塞源
- 根本解決
- 弊源除去