正己化人
読み方:せいき かじん
意味
自分自身の行いや心を正しく修め、その模範となる姿によって他人をよい方向へ感化・教育すること。人を導くには、まず自らを正すべきだという教えを表す。
由来
中国の戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに編まれたとされる『荀子』の「君道篇」にある「正己而化人者、順也(己を正しくして人を化する者は順なり)」に基づく。「正己」は自分を正しく修めること、「化人」は人を感化することをいう。
備考
主に教育者・指導者・親などの理想的な態度を述べる際に用いる。命令や説教で人を動かすのではなく、自身の人格や行動によって感化するという含みがある。
誤用・混同注意
- 「正気化人」は誤り。正しくは「正己化人」。
- 「化人」は「人を感化する」の意であり、人が化けることをいう語ではない。
例文
- 教師は正己化人の姿勢で、まず自ら時間を守り、生徒に規律の大切さを伝えた。
- 組織改革では、管理職が正己化人を実践しなければ、部下の信頼を得ることは難しい。
- 祖父は正己化人を信条とし、口先だけでなく日々の行動で家族を導いた。