欺世盗名
読み方
ぎせいとうめい
意味
世間の人々をだまし、実際にはそれに値しない名声・評判を不正に得ようとすること。「世を欺き、名を盗む」という意味で、偽善的な振る舞いや虚偽による売名を強く非難する語。
由来
中国の古典に由来する語。『宋史』鄭丙伝に、当時の一部の士大夫を批判して「欺世盗名」とある。『宋史』は元代の至正5年(1345年)ごろに編纂された正史であり、語自体は宋代以前からの「世を欺き名を盗む」という発想を四字にまとめたものとされる。
備考
主に文章語・批評語として用いられる強い非難表現。「欺世」は世間を欺くこと、「盗名」は本来得る資格のない名声を盗み取ることを表す。日常会話では「売名行為」「世間をだまして名を得る」などと言い換えることも多い。
例文
- 彼は慈善活動を宣伝に利用しているだけで、欺世盗名との批判を受けた。
- 実績を偽って賞を得る行為は、まさに欺世盗名である。
- 表面的な人気だけを追う欺世盗名の態度では、長期的な信頼は得られない。
類義語
- 沽名釣誉
- 売名行為
- 名聞利養
対義語
- 名実相伴
- 実至名帰