機不可失
読み方:き ふかしつ
意味
好機・よい機会は、いったん逃すと再び得られるとは限らないので、決して逃してはならないということ。チャンスを見極めたら、ためらわずに行動すべきだという戒めを表す。
由来
中国の歴史書『旧五代史』の「晋書・安重栄伝」にある「機不可失、時不再来(機は失うべからず、時は再び来らず)」に基づく。この句は後晋の安重栄に関する記述中に見え、故事の時代は10世紀前半、安重栄が活動した天福年間(936~944年)ごろである。『旧五代史』自体は宋代の974年ごろに編纂された。日本では前半の「機不可失」が四字熟語として用いられる。
備考
「機不可失、時不再来」という八字句の前半を取り出した形。格調高い決意・訓戒の表現であり、日常会話では「チャンスを逃さない」と言い換えることが多い。
例文
- 海外市場へ進出する好機を前に、経営陣は機不可失と判断して投資を決めた。
- 募集は年に一度しかないため、彼女は機不可失の思いで応募書類を提出した。
- 新技術が注目を集めている今こそ機不可失、時不再来だとして、開発チームは製品化を急いだ。
分類
類義語
対義語
- 好機逸失
- 機会喪失