横行跋扈
読み方
おうこう ばっこ
意味
悪人・権力者・悪い勢力などが、他人をはばからず、思いのままに威張ったり悪事を働いたりして、世の中にはびこること。「横行」も「跋扈」も、勝手に振る舞いのさばる意である。
由来
中国の歴史書『後漢書』梁冀伝に見える「跋扈将軍」の故事に関係する。後漢(1~3世紀)の外戚・梁冀は強大な権力を振るい、幼い皇帝から「跋扈将軍」と呼ばれたという。「跋扈」は横暴にのさばる意で、これに「横行」が重なり、悪人や権力者が勝手に振る舞う意味の四字熟語となった。『後漢書』の編纂は5世紀。
分類・構成
備考
主に悪人・権力者・不正な勢力について用いる、強い非難を含む語。「横行跋扈する」と動詞的に使うことが多い。「横行闊歩」は似た別の語であり、表記の取り違えに注意する。
誤用・混同注意
- 「横行闊歩」と混同することがあるが、これは別の語である。
- 「跋扈」を「抜扈」などと誤記しやすい。
- 「横行」を通常の読みである「よこぎょう」と読まず、四字熟語では「おうこうばっこ」と読む。
例文
- 戦乱に乗じて地方の豪族が横行跋扈し、住民は重い負担を強いられた。
- 監督体制が機能しなければ、一部の幹部が組織内で横行跋扈するおそれがある。
- その小説は、悪党が横行跋扈する都を主人公たちが立て直していく物語だ。
類義語
対義語
- 公明正大
- 謙虚自制