横槊賦詩
読み方
おうさく ふし
意味
長い矛を横にして詩を作る意から、武勇を備えながら文学・詩文にも優れた人物、または文武両面の才能を発揮することをいう。特に、英雄的な人物の文才と武才をたたえる表現として用いられる。
由来
北宋の詩人・蘇軾(1037~1101)が1082年ごろに作った『前赤壁賦』にある「横槊賦詩、固一世之雄也」という句に基づく。ここでは、三国時代の魏の曹操が長い矛(槊)を手に詩を賦した英雄として描かれている。
備考
中国の古典に由来する難解な四字熟語で、日常会話ではあまり用いない。曹操を指す故事として理解されることが多い。「槊」は長い矛・ほこという意味である。
例文
- 彼は歴史小説を書きながら武道にも精通しており、まさに横槊賦詩の人である。
- 将軍でありながら優れた漢詩を残した彼の姿は、横槊賦詩という語にふさわしい。
- 文芸と実務の双方で成果を上げる彼女を、現代の横槊賦詩と評する人もいる。
類義語
対義語
- 文弱書生
- 匹夫之勇