楽在其中
読み方
らく は その なか に あり意味
楽しみや満足は、その置かれた状況や行っている事柄の中にこそある、という意味。ぜいたくな暮らしや富・地位がなくても、自分の生活や学びの中に喜びを見いだして心豊かに生きることをいう。由来
中国の古典『論語』雍也編にある孔子の言葉「飯疏食飲水、曲肱而枕之、楽亦在其中矣(粗末な食事と水、腕を枕にする暮らしでも、楽しみはその中にある)」に基づく。成立は春秋時代の孔子(紀元前551~前479年)に関わる言行を、戦国時代頃までに弟子たちが編纂したものとされる。備考
「楽は其の中に在り」と訓読する。貧しさや苦労を無条件に肯定する言葉ではなく、外的な富や名誉だけに頼らず、身近な営みの中に充実を見いだす姿勢を表す。例文
- 収入は多くなくても、家族と食卓を囲む毎日に楽在其中の思いを感じている。
- 研究には苦労も多いが、未知の事実を発見する喜びはまさに楽在其中だ。
- 華やかな成功だけを求めず、今の仕事の中に楽在其中を見いだすことも大切である。