棋逢敵手
読み方
きほうてきしゅ
意味
囲碁・将棋などで、実力が同程度の優れた相手に出会うこと。転じて、競技・仕事・議論などで、力量が伯仲した好敵手同士が対戦・対峙することをいう。相手が手ごわい一方で、全力を尽くして競い合える喜ばしい状況という含みもある。
由来
中国の正史『北史(ほくし)』の「楊大眼伝」に見える「棋逢敵手、将遇良才(棋は敵手に逢い、将は良才に遇う)」に基づくとされる。『北史』は唐代の李延寿が659年ごろに編纂した史書で、語は北魏時代(4~6世紀)の人物に関する記述の中に見られる。棋士が好敵手に会い、将軍が優れた人材に巡り会う意である。
備考
本来は囲碁・将棋の対局についていうが、現在はスポーツ、仕事、学問、議論などの好敵手にも広く用いる。「棋逢敵手、将遇良才」と八字句の形でも使われる。
例文
- 決勝戦は前年の覇者と新鋭の対決となり、まさに棋逢敵手の熱戦を繰り広げた。
- 二人は企画力も交渉力も互角で、商談では棋逢敵手といえる関係だ。
- 長年のライバルとの再会に、彼は棋逢敵手を得た喜びを隠せなかった。
類義語
- 好敵手
- 伯仲之間
- 互角
- 竜虎相搏
- 将遇良才
対義語
- 力量懸隔
- 雲泥之差
- 勝負にならない