桃園結義
読み方:とうえん けつぎ
意味
中国の『三国志演義』で、劉備・関羽・張飛が桃の花咲く園で兄弟の契りを結び、苦楽を共にして義のために尽くすことを誓った故事。転じて、固い信義で結ばれた仲間・兄弟のような友情や、その誓いをいう。
由来
中国・明代、14世紀後半ごろに成立したとされる羅貫中の小説『三国志演義』に由来する。黄巾の乱の際、劉備・関羽・張飛が桃園で天地に誓い、義兄弟となったという「桃園結義」の場面が著名である。ただし、この三人の結義は『三国志』などの正史には明確に記されておらず、小説によって広く定着した説話である。
備考
主に劉備・関羽・張飛の義兄弟の契りを指す故事成語。現代では、血縁ではない者同士の強い友情・結束をたとえる際にも用いる。史実そのものではなく、『三国志演義』による物語としての性格が強い。
補足
- 「桃源結義」と書くのは誤り。正しくは「桃園結義」。
- 正史『三国志』に桃園での結義が史実として記録されている、とする理解は正確ではない。
例文
- 三人は学生時代から苦楽を共にした、まさに桃園結義の仲だ。
- 起業した仲間と桃園結義の誓いを立て、会社が苦しい時期も支え合った。
- 劉備・関羽・張飛の桃園結義は、『三国志演義』を代表する場面として知られている。