松風水月
読み方
しょうふう すいげつ
意味
松の間を吹き抜ける風と、水面に映る月のこと。転じて、澄みきって静かで、風雅な自然の景色や趣をいう。俗世を離れた、清らかで雅やかな情趣を表す際にも用いられる。
由来
中国古典の詩文や禅林で、松を渡る風の音(松風)と水面に映る月(水月)を、清雅な自然美の象徴として並べた表現に基づくとされる。日本にも漢詩・禅文化を通じて伝わり、四字熟語として定着した。単一の典拠や正確な成立年代は明確ではない。
分類・構成
備考
主に文章語・雅語として、自然の静けさや風流な趣をほめる場合に用いる。「松風」は松を吹く風、またはその音、「水月」は水面に映る月を指す。
例文
- 旅館の窓から見える湖と松林は、まさに松風水月の趣だった。
- 都会の喧騒を離れ、松風水月を味わえる山寺で一夜を過ごした。
- この水墨画は、余白を生かして松風水月の静けさを見事に表している。