有耶無耶
読み方:うやむや
意味
物事の有無・真偽・内容などがはっきりせず、あいまいなこと。また、問題や責任などを明確にしないまま、はっきりした結論を出さずに済ませること。「説明が有耶無耶だ」「責任の所在を有耶無耶にする」のように用いる。
由来
漢文の「有耶無耶(有るか、無いか)」に由来する。「耶」は疑問を表す助字で、「有耶無耶」は文字どおり「有るのか無いのか」を意味した。特定の故事・書物に基づく成語ではなく、成立した正確な年代は不明である。日本では近世以降、「はっきりしない」「曖昧に済ませる」の意味で定着した。
備考
「あいまいな状態」と、「意図的にはっきりさせずに済ませること」の両方に用いる。読みは「ゆうやむや」ではなく「うやむや」。表記は仮名で「うやむや」とすることも多い。
別表記
- 有や無や
- うやむや
補足
- 「ゆうやむや」と読まない。正しくは「うやむや」。
- 「意図的にごまかす」という意味だけに限定しない。単に事情・内容が不明確である場合にも使う。
例文
- 担当者の説明が有耶無耶だったため、契約条件を文書で確認した。
- 不祥事の責任の所在を有耶無耶にしたままでは、再発防止にはつながらない。
- 返事を有耶無耶にせず、賛成か反対かをはっきり伝えてください。
分類
類義語
- 曖昧模糊
- あやふや
- 不明確
- 不分明