月満則虧
読み方
げつまん そく き
意味
月が満ちればやがて欠けていくように、物事は最も盛んな状態・満ち足りた状態に達すると、その後は衰えや欠ける方向へ向かうということ。繁栄や成功、権勢などが永遠には続かないという世の移り変わりを表す。
由来
中国の歴史書『史記』巻七十九「范雎蔡沢列伝」にある「日中則移、月満則虧、物盛則衰、天地之常数也(太陽は真昼を過ぎれば傾き、月は満ちれば欠け、物は盛んになれば衰える。これは天地の常なる理である)」に基づく。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した歴史書である。
備考
主に、繁栄・権力・人気などが絶頂に達した後の衰えを戒める文脈で用いる。単なる悲観ではなく、盛衰は自然の理であるという達観を含む。
例文
- 会社が急成長している今こそ、月満則虧の教えを忘れず、将来の変化に備えるべきだ。
- 彼は月満則虧を心得ていたので、栄誉を得ても決して驕ることはなかった。
- 王朝の繁栄の後に衰退が訪れた歴史は、まさに月満則虧を示している。