晶瑩玲瓏
読み方:しょうえい れいろう
意味
玉・水晶・ガラスなどが、曇りなく透き通り、きらきらと美しく輝くさま。また、器物の造りが細やかで精巧であること。主として宝石や工芸品などの外観をほめる、文語的な表現である。
由来
中国・唐代の文学者、韓愈(768~824)の詩「月蝕詩効玉川子作」に見える語句に基づく。唐代中期から後期、すなわち8世紀末~9世紀初頭の用例で、「晶瑩(澄んで光ること)」と「玲瓏(透き通って精巧なこと)」を重ね、光り輝く美しい器物を表した。日本では漢文由来の四字熟語として用いられる。
備考
「晶瑩」は澄んで光ること、「玲瓏」は玉の澄んだ響きから転じて、明るく精巧なことをいう。日常会話よりも、美術・工芸の文章や文学的な景物描写で使われる。
補足
- 「晶瑛玲瓏」と「瑛」を用いる表記は誤り。正しくは玉の光沢・透明感を表す「瑩」を用いる。
- 単に「派手で華やかなこと」と解するのは不正確で、透き通るような輝きと精巧さを含む表現である。
例文
- 博物館の展示室には、晶瑩玲瓏たる水晶の香炉が静かな光を放っていた。
- 職人は晶瑩玲瓏の硝子玉に、髪の毛ほど細い文様を刻み込んだ。
- 朝日を受けた氷柱は、晶瑩玲瓏と輝き、まるで無数の宝石のように見えた。
分類
類義語
- 玲瓏剔透
- 玲瓏透徹
対義語
- 粗製濫造
- 粗大無骨