明月清風
読み方:めいげつ せいふう
意味
明るく澄んだ月と、さわやかで清らかな風のこと。自然の静かで美しい夜の景色をいう。また、そのような景色にふさわしい、世俗的な欲望から離れた清らかで落ち着いた心境・趣も表す。
由来
中国の詩文で、明るい月と清らかな風を組み合わせて、静寂で風雅な自然や高潔な心境を表した表現に由来する。特定の一作品だけを典拠とする故事成語ではなく、古くから中国文学で用いられてきた語である。成立した正確な年代は特定できない。日本でも漢詩文や文語的な表現として受容された。
備考
自然の夜景を優雅にいう文語的・雅語的な表現で、日常会話では多用しない。「清風明月」もほぼ同義で用いられる。風景だけでなく、俗世を離れた清雅な心境を表すことがある。
誤用・混同注意
- 「清風明月」と語順を混同することがあるが、こちらも辞書に認められる類似の四字熟語である。
- 単に月と風の気象描写ではなく、静かで風雅な自然や清らかな心境を含意する場合がある。
例文
- 山寺の縁側で明月清風を楽しみ、日々の忙しさをしばし忘れた。
- 都会を離れ、明月清風の趣がある湖畔で静かな夜を過ごした。
- 彼の書斎には明月清風を愛する主人の、飾らない人柄が表れていた。
分類
類義語
対義語
- 俗塵凡界
- 汚濁混乱