断臂求法
読み方:だんぴ きゅうほう
意味
仏法・真理を得るためなら自分の身体を犠牲にすることもいとわないほど、ひたすら求道すること。転じて、学問や道理を学び得るために、並外れた苦難を忍ぶ強い決意をいう。
由来
中国禅宗の第二祖とされる慧可(えか、487年ごろ~593年)が、達磨に弟子入りを願って雪中に立ち、求法への決意を示すため自らの腕を断ったという伝説に基づく。宋代の1004年に成立した『景徳伝灯録』などにこの逸話が記される。伝説的な説話であり、史実として確定しているわけではない。
備考
禅宗の祖師・慧可をめぐる故事。文字どおりの自傷を勧める語ではなく、真理や学問を求める並外れた決意の比喩として用いる。日常的な軽い努力について使うと大仰になりやすい。
別表記
- 斷臂求法
補足
- 達磨の腕を切った故事ではなく、慧可が自らの腕を断ったと伝わる話である。
例文
- 慧可が達磨に示した断臂求法の決意は、禅宗の求道精神を象徴する故事として知られている。
- 彼は断臂求法ともいうべき覚悟で研究に打ち込み、難関の資格を取得した。
- 師は、学問には断臂求法の精神、すなわち苦難を恐れず真理を求める姿勢が必要だと説いた。