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捨身求法

読み方:しゃしん ぐほう

意味

自分の身体や生命を捨てるほどの覚悟で、仏法・真理を求めること。「法」は法律ではなく、仏の教えや普遍的な真理を指す。転じて、困難や犠牲をいとわずに学問・信念・理想を追求する強い求道心をいう。

由来

仏教語。大乗仏教の経典である大般涅槃経に説かれる雪山童子(釈迦の前世)の説話に基づく。雪山童子は、鬼神から仏法の偈(詩句)の後半を聞くため、自分の身を差し出そうとしたとされる。この説話を背景に、身命を惜しまず法を求めることを「捨身求法」という。大般涅槃経の漢訳は5世紀前半(421~430年ごろ)に成立した。

備考

本来は仏法を求める文脈で用いる厳粛な語。現代では学問や理想への献身をたとえる場合もあるが、単に危険な行為や自殺を勧める意味ではない。

誤用・混同注意

  • 「法」を一般的な法律の意味と解するのは不適切で、ここでは仏法・真理を指す。
  • 無謀な自己犠牲や自殺を肯定する語だと誤解しない。

例文

  • 雪山童子の説話は、捨身求法の精神を象徴する仏教説話として知られている。
  • その僧は捨身求法の覚悟を胸に、険しい山中で長年の修行を続けた。
  • 師の生涯には、真理を探究する捨身求法の姿勢が一貫していた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字