斗酒百篇
読み方:としゅ ひゃっぺん
意味
酒を一斗飲めば百篇もの詩を作ることができる、というほど詩才が非常に豊かであること。転じて、酒席などでも次々に優れた詩文を作るほど、才能や創作力に恵まれた人をたたえる言葉。
由来
中国・唐代(8世紀)の詩人・杜甫が、李白ら酒を好む八人を詠んだ「飲中八仙歌」にある「李白斗酒詩百篇」に由来する。李白は一斗の酒を飲むと百篇の詩を作るほどの天才詩人であった、という誇張を交えた称賛から生まれた。日本では「斗酒百篇」として四字熟語化した。
備考
李白の詩才をほめる語であり、実際に酒を大量に飲むことを勧める表現ではない。「斗」は容量の単位、「篇」は詩や文章を数える語。主に文章語・教養的な表現として用いられる。
補足
- 「斗酒百編」と書くのは誤り。詩や文章のまとまりを数えるため「百篇」と書く。
- 「としゅひゃくへん」ではなく、標準的な読みは「としゅひゃっぺん」。
例文
- 彼は宴席で即興の漢詩を次々に作り、まさに斗酒百篇の才を見せた。
- 若い作家は締め切り前になると驚くほど筆が進み、編集者から斗酒百篇と評された。
- 酒を飲むことそのものではなく、李白のような斗酒百篇の豊かな創作力に憧れる。
分類
類義語
対義語
- 江郎才尽
- 無才無能