斉大非偶
読み方
せいだい ひぐう
意味
斉のような大国・高い身分の相手は、自分にはつり合う配偶者ではない、という意味。もとは国どうしの婚姻についていう語で、転じて、家柄・地位・財力などの差が大きく、縁組や交際の相手として不釣り合いであることをいう。
由来
中国の歴史書・左伝の「桓公六年」(紀元前706年ごろ)に見える。北戎に攻められた斉を鄭の太子忽が救援した際、斉が娘を妻に与えようとした。太子忽は「人各有耦、斉大、非吾耦也(人にはそれぞれ配偶者があり、斉は大国で自分の相手ではない)」として辞退した故事に基づく。
分類・構成
備考
現代の日常会話ではまれで、主に文章語・故事成語として用いる。本来は婚姻・縁組に関する語であり、単に相手が優秀すぎるという意味ではない。旧字体では「齊大非偶」とも書く。
誤用・混同注意
- 「斉大非遇」と書くのは誤り。『偶』は配偶者・つり合う相手の意。
- 「斎大非偶」とするのは誤り。『斉』(旧字体は『齊』)を用いる。
例文
- 名家からの縁談に対し、彼の父は家柄の差を理由に「斉大非偶だ」として返事を保留した。
- 彼女は自分を卑下して斉大非偶と考えていたが、二人は互いを尊重する対等な関係を築いた。
- 両家の事情には大きな隔たりがあり、この縁組を斉大非偶と見る親族もいた。
類義語
- 不釣り合い
- 身分不相応
- 雲泥の差
対義語
- 門当戸対
- 釣合相応
- 才子佳人