検索

文章経国

読み方:ぶんしょう けいこく

意味

優れた文章・文学には、人々の思想や社会を動かし、国家を治めることにも資するほどの大きな力と価値があるということ。文章による文化的・精神的な営みを、国を経営する大事業になぞらえていう。

由来

中国・三国時代の魏の文帝・曹丕(そうひ)が著した文芸論「典論」の「論文」にある「文章は経国の大業、不朽の盛事なり」に基づく。成立は曹丕の在世期である3世紀初頭(220年代ごろ)とされ、文章・文学が国家にとって重要で、後世に残る事業であることを説いた語である。

備考

主に文章・文学の社会的意義や永続的価値をたたえる、格調高い表現。日常会話ではあまり用いず、文学論・評論・教育に関する文章で使われる。「文章経国之大業」と続けて引用されることもある。

補足

  • 「文書経国」と書くのは誤り。正しくは「文章経国」。
  • 単に「文章で国を支配する」という意味ではなく、文学・文章が国家や社会に資する重要な事業であるという趣旨。

例文

  • 古典文学を保存し研究することは、文化の基盤を築く文章経国の営みといえる。
  • 彼は文章経国の信念を抱き、社会をよりよくする評論を書き続けた。
  • 政策文書にも言葉の力が求められるという点で、文章経国という考え方は現代にも通じる。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字