経国済民
読み方:けいこく さいみん
意味
国を正しく治め、人民の生活を安定させて救うこと。「経」は治める、「済」は救う・助ける意で、為政者が行うべき理想的な政治や、国政と民生を整えることをいう。
由来
中国・隋代(6世紀末~7世紀初め)の思想家、王通(おう・つう。文中子)に仮託される書物『文中子』に見える語とされる。「経国」は国を治めること、「済民」は人民を救い助けることを表す。近い語である「経世済民」とともに、今日の「経済」という語の由来に関わる表現として知られる。
備考
現代では日常会話より、政治理念や歴史・漢文に関する文章で用いられる。「経済」は本来、国を治め民を救うという広い意味に由来し、現代の経済活動だけを指すものではない。
別表記
- 經國濟民
補足
- 「経世済民」と混同されやすいが、別の四字熟語である。
- 現代語の「経済」だけを指す語と解するのは不正確で、国政と民生の救済を含む。
例文
- 政治家には、経国済民の志を持って政策に取り組んでほしい。
- その改革案は、財政再建だけでなく経国済民を目指す内容だった。
- 彼は経国済民を理想に掲げ、地方の生活基盤を整えることに尽力した。
分類
類義語
対義語
- 暴政
- 虐政