文人雅士
読み方:ぶんじん がし
意味
学問や文芸に通じ、詩・書・絵画などを愛好し、風雅な趣味と品位を備えた人をいう。特に、文学や芸術をたしなむ知識人・教養人を、敬意を込めて表す語。
由来
中国の近代小説家・劉鶚(りゅうがく)の『老残遊記』第六回に見える語とされる。清末の1903年から1906年ごろに発表された作品で、「文人」と、風雅で品のある人物をいう「雅士」を並べて、教養ある風流人を表した。
備考
文章語的で、現代の日常会話ではやや古風・格調高い表現である。単に職業として文章を書く人ではなく、文芸や風雅を解する教養人という肯定的な含みがある。
補足
- 「雅士」を「がくし」と読まない。正しくは「がし」。
- 「文人画士」は別の語であり、「文人雅士」の表記としては誤り。
例文
- この庭園には、かつて多くの文人雅士が集い、詩歌や書画を楽しんだ。
- 企画展では、江戸時代の文人雅士が愛好した茶器や文房具を紹介している。
- 彼は学識だけでなく立ち居振る舞いにも品があり、周囲から文人雅士と評された。
分類
類義語
- 文人墨客
- 詩人墨客
- 風流韻士
対義語
- 無骨無粋
- 粗野卑俗