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敬老尚歯

読み方:けいろう しょうし

意味

老人を敬い、年齢や経験を重んじること。「尚歯」の「歯」は歯そのものではなく、よわい(年齢)を意味する。年長者を社会的に尊重し、その知恵や経験を大切にする考え方を表す。

由来

中国の古典『礼記』の「祭義」にある「有虞氏貴徳而尚歯(有虞氏は徳を貴びて歯を尚ぶ)」などの記述に由来する。「尚歯」は年長者を尊ぶ意であり、これに「敬老」を組み合わせて、老人を敬い年齢を重んじることを表す四字熟語となった。『礼記』は戦国時代から前漢期の儒家文献を集成したもので、現行の形は前漢・紀元前1世紀ごろに整理されたとされる。

備考

「歯」は「よわい」と読み、年齢を数える語である。現代では高齢者を敬う理念として用いられるが、年功だけを絶対視する意味ではない。敬老の日や福祉に関する文脈でも使われる。

別表記

  • 敬老尚齒

誤用・混同注意

  • 「尚歯」を「しょうじ」と読むのは誤りで、読みは「しょうし」。
  • 「歯」を歯(は)の健康を大切にする意味だと解するのは誤りで、ここでは年齢・よわいを表す。
  • 「敬老尚志」などと書くのは誤り。

例文

  • 地域では、敬老尚歯の精神に基づき、高齢者が集える場を設けている。
  • 長年会社を支えた先輩たちへの感謝を、敬老尚歯の心で表した。
  • 敬老尚歯を大切にしながらも、年齢だけで人の能力を決めつけない姿勢も必要だ。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字