政令不一
読み方
せいれい ふいつ意味
政府・組織などが出す命令や法令、方針が統一されず、互いに食い違っていること。指示する側の意見や権限がまとまっていないため、現場の人々が何に従えばよいか分からず、行政や組織運営が混乱する状態をいう。由来
中国の歴史書・古典である『春秋左氏伝(左伝)』昭公25年(紀元前517年ごろ)の「政令不一、七年不死、何待」という句に由来するとされる。「政令」は政治上の命令・法令、「不一」は一つに統一されない意である。日本では漢文由来の四字熟語として定着した。備考
「不一」は「ふいつ」と読む。主に行政・政治や組織の命令系統を批判的に述べる際に用いる。単に意見が違うことではなく、指示・方針の不統一による統治や運営の混乱を表す。例文
- 中央省庁と地方自治体の方針が食い違う政令不一の状態では、住民への対応が遅れてしまう。
- 社長と各部長が別々の指示を出したため、社内は政令不一に陥り、現場が混乱した。
- 危機対応では、政令不一を避けるために指揮命令系統を一本化する必要がある。
類義語
- 朝令暮改
- 多頭政治
- 指揮系統の混乱
対義語
- 政令一致
- 命令系統の統一
- 令行禁止