捕風捉影
読み方:ほふう そくえい
意味
風を捕らえ、影をつかまえようとするように、実体がなく捉えどころのない事柄を追い求めること。転じて、確かな根拠や証拠のない情報・うわさ・議論をいう。
由来
中国の歴史書『漢書』の「郊祀志下」に見える「係風捕影(風をつなぎ、影を捕らえる)」に基づく。仙人・神仙のような得難いものを求めても、風や影を捕らえるように結局は得られない、という文脈で用いられた。『漢書』は後漢の班固らによって1世紀ごろに編纂された。
備考
「捕風」は風を捕らえ、「捉影」は影をとらえる意。多くは「捕風捉影の情報」「捕風捉影にすぎない」のように、根拠のない説や情報を批判的にいう際に用いる。
誤用・混同注意
- 「補風捉影」と書かない。正しくは「捕風捉影」。
- 単に「つかみどころがない」という意味だけでなく、根拠のない情報・議論を指して用いることが多い。
例文
- 証拠もなくそのうわさを広めるのは、捕風捉影の議論にすぎない。
- 担当者は捕風捉影な情報ではなく、一次資料に基づいて判断した。
- その記事は匿名投稿だけを根拠にしており、捕風捉影だとの批判を受けた。
分類
類義語
対義語
- 実事求是
- 実証主義