才高八斗
読み方
さいこう はっと
意味
文才・学才がきわめて優れていること。とりわけ、詩文などを作る才能が並外れて豊かなことをたとえる。
由来
中国南朝の詩人・謝霊運(しゃ れいうん、385~433年)が、魏の曹植(そう しょく)の文才をたたえた言葉に由来する。『南史』謝霊運伝(7世紀・唐代に成立)に、「天下の才を一石とすれば、曹植が八斗を得、私は一斗を得、残り一斗を天下の人々で分ける」という趣旨の話が記される。「一石」は十斗であり、「八斗」は才能の大部分を占めるほど優れている意を表す。
備考
主に文才・学才をほめる、やや漢文調で格調高い表現。日常会話よりも、人物評や文章語で用いられる。「八斗」は容量の単位で、ここでは才能の比喩である。
例文
- 彼女は若くして数々の文学賞を受けており、まさに才高八斗の作家だ。
- 曹植は才高八斗と称され、中国文学史に名を残した。
- 流麗な文章と深い考察を読むと、彼の才高八斗ぶりに驚かされる。
類義語
対義語
- 才疎学浅
- 無学無才
- 凡才庸人