手枷足枷
読み方:てかせ あしかせ
意味
手や足を拘束する刑具をいう。転じて、人の自由な行動や計画の遂行を強く妨げ、身動きを取りにくくする条件・制度・負担などを指す。多くは「規制が事業の手枷足枷となる」のように、障害や束縛の比喩として用いる。
由来
「手枷」は手首に、「足枷」は足首に装着して、逃亡や行動を防ぐ拘束具を指す日本語である。これらは江戸時代(17~19世紀)にも罪人の拘束・刑罰に関わる器具として用いられた。二つの語を並べた「手枷足枷」が、実際の拘束具を表す語から、自由を妨げる物事の比喩として定着した。四字熟語としての初出年や特定の典拠は不明。
備考
刑具を直接指す用法と比喩用法がある。比喩では「~の手枷足枷となる」が一般的で、規制・借金・慣習などの強い制約を表す。人に対して使うと、相手を負担や障害とみなす響きになり得る。
別表記
- 手かせ足かせ
- 手械足械
補足
- 読みは「てかせあしかせ」であり、「てがせあしがせ」と濁らせない。
例文
- 厳格すぎる規制が、新規事業を進めるうえでの手枷足枷となっている。
- 資金不足を手枷足枷にせず、地域の協力を得て計画を実現した。
- かつて罪人に手枷足枷をはめ、逃亡や抵抗を防いだ。
分類
類義語
- 束縛
- 制約
- 障害
- 足枷
- 重荷