戒驕戒躁
読み方:かいきょう かいそう
意味
おごり高ぶる気持ちを抑え、あせったり、落ち着きを失って騒いだりしないよう自らを戒めること。成功や地位を得たときにも謙虚さと冷静さを保ち、慎重に行動する態度をいう。
由来
「戒驕」はおごりを戒めること、「戒躁」は焦りや性急さを戒めることを表す漢語を重ねた表現である。中国語で近代以降に定着した語とされ、特定の中国古典の一句を直接の典拠とする故事成語ではない。正確な初出年は不詳だが、日本語でも四字熟語として用いられる。
備考
成功時の慢心や、結果を急ぐあまりの焦りを戒める語。公的な訓示、組織運営、スポーツの指導などで使われやすい。「不驕不躁」と近いが、本語は自戒する働きを強調する。
誤用・混同注意
- 「戒驕戒燥」と書くのは誤り。焦り・せかせかする意の字は「躁」。
- 「驕」を「矯」と取り違えない。「驕」はおごることを表す。
例文
- 新しい事業が軌道に乗っても、経営陣は戒驕戒躁の姿勢を崩さなかった。
- 監督は連勝中の選手たちに、戒驕戒躁で次の試合に臨むよう求めた。
- 昇進した後こそ戒驕戒躁を心がけ、周囲の意見に耳を傾けたい。
分類
類義語
- 不驕不躁
- 謙虚謹慎
- 沈着冷静