意気銷沈
読み方:いき しょうちん
意味
意欲や気力がすっかり衰え、元気をなくして落ち込むこと。「意気」は物事をしようとする気力や意欲、「銷沈」は消えるように沈み込むことを表す。失敗・挫折・非難などを受けて、精神的にしょげ返る場合にいう。
由来
中国の表現に由来する。「意気」は意志・気概、「銷沈」は消え沈む意である。明代(16世紀)の李開先による戯曲『宝剣記』に「意気消沈」の用例が見られるとされ、日本では「銷」を常用漢字の「消」で書く「意気消沈」が一般的になった。
備考
現在は「意気消沈」と書くのが最も一般的で、「意気銷沈」は辞書にも認められる旧来の表記である。人の気力・意欲が落ち込む様子に用い、単に静かである意味ではない。
別表記
- 意気消沈
誤用・混同注意
- 「意気銷沈」は「意気消沈」の誤字ではなく、辞書にも認められる表記である。
- 「いきしょうしん」と読むのは誤りで、正しくは「いきしょうちん」。
- 単なる沈黙や冷静さを表す語ではなく、気力を失って落ち込む意味である。
例文
- 企画が不採用になり、彼はしばらく意気銷沈していた。
- 敗戦後に意気銷沈する選手たちへ、監督は次の試合に向けた言葉をかけた。
- 一度の失敗で意気銷沈せず、原因を分析して改善策を考えよう。