意味深長
読み方:いみ しんちょう
意味
言葉・文章・作品などが、表面上の意味だけでは尽くせないほど奥深く、豊かな含みや余韻をもっていること。また、そのさま。単に分かりにくいという意味ではなく、考えるほど深い意義が感じられる場合にいう。
由来
「意味」と、内容や趣旨が深く奥行きのあることを表す「深長」から成る漢語的表現である。中国語にも「意味深長」の語形があるが、日本語の四字熟語としての特定の古典出典や成立年は明確ではない。近代以降、文章・発言・作品の含蓄を評する語として定着したと考えられる。
備考
「意味深」は近年、「何か隠された意図がありそうだ」という含みで使われることが多い。一方、「意味深長」は本来、内容の深さや豊かな含蓄を表す、やや硬い文章語である。
補足
- 「意味深」と同じく、単に「怪しい含みがある」という意味だけで解するのは不十分である。
- 「意味慎重」や「意味深重」は誤記で、正しくは「意味深長」。
例文
- 教授の短い講演は意味深長で、聞き手に多くの課題を残した。
- この結末の一文は意味深長で、何度読み返しても新しい解釈が浮かぶ。
- 彼女は意味深長な笑みを浮かべたが、その真意は誰にも分からなかった。
分類
類義語
- 意味深遠
- 含蓄深遠
- 言外之意
対義語
- 浅薄軽佻
- 単純明快