忍辱負重
読み方
にんじょく ふじゅう
意味
恥辱や不当な扱い、つらい苦難をじっと耐え忍びながら、大きく重い責任・任務を引き受けて果たそうとすること。単に我慢するだけでなく、将来の目的や大義のために屈辱に耐えて責務を全うするという強い意志を表す。
由来
中国の正史『三国志』呉書「陸遜伝」に見える語。西晋の陳寿が3世紀後半(およそ280年代)に編纂した『三国志』で、孫権が陸遜について「能く忍辱負重す」と評価した文に由来する。「忍辱」は恥辱を忍ぶこと、「負重」は重い責任を負うことを意味する。
備考
中国由来の漢語的な四字熟語で、文章語・改まった場面で用いられる。目的達成のために屈辱を耐え、大任を担うという前向きで強い覚悟を含むため、単なる我慢には通常用いない。
例文
- 彼は会社再建という使命のため、批判を受けながらも忍辱負重の覚悟で社長職を引き受けた。
- 一時の屈辱に屈せず忍辱負重を貫いたことが、後の改革の成功につながった。
- 外交交渉では、国益を守るために忍辱負重の態度で困難な役目を担う必要がある。
類義語
対義語
- 無責任
- 責任逃れ
- 安易放棄