得道成仙
読み方:とくどう じょうせん
意味
道教において、修行によって宇宙・人生の真理である「道」を悟り、仙人になること。世俗を離れ、不老不死の存在となるという神仙思想上の理想をいう。
由来
中国の道教・神仙思想に由来する語。「得道」は道を体得・悟得すること、「成仙」は仙人になることを意味する。道教が形成された後漢期(2~3世紀)以降の思想を背景とするが、「得道成仙」という四字形そのものの初出や成立年は特定されていない。
備考
宗教・思想や古典文学を説明する際に用いる硬い語で、日常会話ではまれ。仏教の「成仏」とは異なり、道教で仙人になることを指す。
補足
- 「得道成仏」と混同しない。成仏は仏教的な表現であり、得道成仙は道教で仙人になることをいう。
- 「とくどうせん」「とくどうせいせん」と読まない。標準的な読みは「とくどうじょうせん」。
例文
- 道教の伝記には、長年の修行の末に得道成仙した人物がしばしば描かれる。
- 彼は山中で修行を重ね、得道成仙を願って俗世との縁を断った。
- 研究者は、得道成仙という語には不老不死を求める道教的理想が表れていると解説した。