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庖丁解牛

読み方:ほうてい かいぎゅう

意味

物事の仕組みや要点を深く理解し、熟練した技術によって、少しも無理なく鮮やかに処理すること。特に、長年の経験で身につけた卓越した技能が、自然に発揮されるさまをいう。

由来

中国古典『荘子』の「養生主」に見える故事。戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)に成立したとされる『荘子』で、料理人の丁(てい)が牛の骨や筋の構造に従って見事に解体し、十九年間使った刃物でも刃こぼれしないと語る。ここから、道理を心得た熟練の技を表す語となった。なお「庖丁」は包丁という刃物ではなく、料理人の名である。

備考

現在は日常会話よりも、文章や講演などで高度な技能をたたえる際に用いられる。「庖丁」は料理人の丁の名であり、刃物の「包丁」を指す語ではない。

誤用・混同注意

  • 「包丁解牛」と書くのは、本来は料理人の名である「庖丁」を刃物の包丁と取り違えた表記。
  • 「庖丁」を『ほうちょう』と読まない。四字熟語としての読みは「ほうていかいぎゅう」。

例文

  • 熟練した整備士は機械の内部構造を知り尽くし、庖丁解牛のような手際で故障箇所を直した。
  • 彼女のデバッグは庖丁解牛の境地で、複雑な不具合の原因を瞬時に見抜く。
  • ただ力任せに進めるのではなく、庖丁解牛のごとく問題の筋道を見極めることが重要だ。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字