左支右絀
読み方
さしうしゅつ
意味
資金・人手・能力などが不足し、こちらを何とか処理するとあちらが立ち行かなくなること。十分な余力がなく、複数の問題や仕事に対応しきれず苦しい状態をいう。特に、財政や経営のやりくりが苦しい場合によく用いる。
由来
中国の戦国時代の策士たちの言説を集めた『戦国策』の「西周策」に見える「支左屈右(左を支えれば右が屈する)」という表現に由来する。「左支右絀」はその語形が定着したもの。『戦国策』は前漢の劉向が紀元前1世紀ごろに編集したとされる。
備考
「絀」は「不足する・行き詰まる」の意。日常会話よりも、経営・財政・行政などの文章語として使われることが多い。単に忙しいことではなく、資源不足で対応しきれない状況を表す。
例文
- 原材料費の高騰で資金繰りは左支右絀となり、新規設備への投資を見送った。
- 少人数の部署で問い合わせと通常業務が重なり、チームは左支右絀の状態だ。
- 予算が限られているため、すべての要望に応えようとすると左支右絀に陥ってしまう。
類義語
対義語
- 余裕綽綽
- 潤沢無比