安邦定国
読み方:あんぽう ていこく
意味
国家を安定させ、秩序を整えて治めること。特に、混乱した国や社会を平定し、安定した政治の基盤を築くことをいう。「安邦」は国を安んじること、「定国」は国を定めて安定させること。
由来
中国・元代(13~14世紀)の作者不詳の雑劇『黄鶴楼』第一折に見える語とされる。「邦」も「国」も国家を意味し、国を安定させて治めるという願い・政治的理想を、二組の動詞と目的語で重ねて表した表現である。
備考
現代の日常会話ではほとんど用いず、歴史・政治・漢文調の文章で使われる硬い語。「邦」と「国」はともに国家を指す。
誤用・混同注意
- 「安国定邦」や「定国安邦」は字順の異なる類似表現であり、本項の標準表記は「安邦定国」。
- 「邦」を「ほう」と濁らずに読むのは不適切で、通常は「あんぽう」と読む。
例文
- 優れた政治家には、民の暮らしを守りながら安邦定国を成し遂げる力量が求められる。
- 彼は混乱した政局を収め、安邦定国の功を立てたと評価された。
- 新しい制度の整備は、長期的な安邦定国を目指す政策の一つである。
分類
類義語
対義語
- 天下大乱
- 内憂外患
- 国破山河