安貧守道
読み方
あんぴん しゅどう意味
貧しい暮らしにあってもそれを苦にせず、人として守るべき道義・信念・正しい生き方を守り通すこと。「安貧」は貧しさに安んじること、「守道」は道徳や信条を守ることをいう。物質的な豊かさや名利よりも、人格や信念を重んじる態度を表す。由来
中国・北宋時代(11世紀)の詩人・政治家である蘇軾(そしょく、1037~1101)の文章『薦何宗元十学士書』にある「安貧守道、若将終身(貧しさに安んじて道を守り、まるで生涯そうするかのようである)」に由来するとされる。日本では漢文由来の四字熟語として用いられる。備考
日常会話よりも、人物評・訓戒・文章語で用いられる格式ばった表現。「安貧楽道」と近いが、「守道」は道義や信念を守る意がより明確である。例文
- 彼は安貧守道を信条とし、生活が苦しくても不正な仕事には手を出さなかった。
- 名声や利益を求めず研究を続ける師の姿には、安貧守道の精神が表れている。
- 祖父は安貧守道こそ大切だと語り、質素な暮らしの中でも誠実に働いた。
類義語
対義語
- 富貴栄華
- 利欲追求
- 功名利達