好逸悪労
読み方
こういつ あくろう意味
安楽で手間のかからない生活を好み、苦労や働くことを嫌うこと。「逸」は安逸・気楽なこと、「労」は労苦・労働をいう。楽をして努力を避けようとする態度を、戒めや批判の意味を込めて表す。由来
中国の歴史書『後漢書(ごかんじょ)』郭玉伝が出典とされる。後漢時代(1~2世紀)の名医・郭玉が、治療を困難にする事情の一つとして「好逸悪労」を挙げたことに由来する。『後漢書』自体は南朝宋の范曄により5世紀前半(おおむね432~445年)に編纂された。備考
主に文章語・教訓的な文脈で用いる。人の性格や働き方を一方的に非難する強い響きがあるため、対人評価としては注意が必要。「逸」は「安逸」の意である。例文
- 好逸悪労の気持ちに流されていては、長期的な目標を達成するのは難しい。
- 上司は部下を好逸悪労だと決めつける前に、業務量や職場環境を見直した。
- 彼は若い頃には好逸悪労の傾向があったが、師の教えを受けて勤勉さを身につけた。
類義語
- 怠惰懶惰
- 安逸享楽
- 遊惰放逸
- 好佚悪労